前期のみ展示
8-13
製造者[初号]
ワイ・エム・ケー[山川ラタン]
製造年[初号]
1997[1956]
材料・技法
籐張り
サイズ
H460×W480×D350mm/SH430mm
正面から見たシルエットが、日本の神社で見られる伝統的な造形である「鳥居」に似ていることからトリイスツールと呼ばれている。東洋的な素材であるラタンを用い、脚と座をつなぐ貫の接合方法が特徴的な構造となっている。脚と座を結ぶ補強部材は、両者を固定させると同時に、座ってかかる体重によって脚が開くのを防ぐ役割も果たしている。またこのスツールはイタリアのミラノトリエンナーレで日本人としては初めて金賞を獲得している。デザイナーの渡辺力は自作のトリイスツールを再度リ・デザインして今日の構造とフォルムに到達している。