5-49
製造者[初号]
フリッツ・ハンセン
製造年[初号]
1971[1955]
材料・技法
ブナ、オーク、スチールパイプ 、 成型合板
サイズ
H780×W550×D520mm/SH440mm
ヤコブセンがアントチェアをつくる技術を開発したのちに、フリッツ・ハンセンの技術担当の協力のもとにプレスの仕方や木の乾燥度、薄いベニアの層の重ね方などの研究の末に出来たのが、このセブンチェアである。この名の由来は1970年代に7色のバリエーションの下で売り出したからである。強度実験の際に、普通の椅子なら7万回を上限とする検査を、20万回以上でもこの椅子は大丈夫なものである。プレスをするには、始めに接着剤を入れずに空押しをしてから接着剤(PCV)で接着している。1955年の発表以後おそらく今日までに、トーネットの「No.14」に次ぐ量が生産されているだろう。