5-48
製造者[初号]
E.K.クリステンセン
製造年[初号]
1971[1971]
材料・技法
カエデ、革張り、成型合板
サイズ
H725×W710×D715mm/SH347mm
金属と木材、または金属と革という人工素材と良質の天然素材との対比で美しい家具を生み出してきたポール・ケアホルムが、成形合板と革とを組み合わせた家具づくりに着手したデザイン。大振りの休息用の椅子でありながら背と座を1枚の成形合板でつくり、古典的な技法であるボタンじめのクッションをのせている。脚は逆U字型にして座と背の間に1本の貫を入れ、きわめて細い間で座と脚をつけている。このジョイントの部分に彼が終生尊敬していたミース・ファン・デル・ローエやチャールズ・イームズの影を見ることができる。