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バスキュラントチェア(No.LC1)
Basculant Chair(No.LC1)
ル・コルビュジェ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ペリアン
Le Corbusier、Jeanneret,Pierre、Perriand,Charlotte
製造者[初号]
カッシーナ[トーネット・フレール]
製造年[初号]
1988[1928]
材料・技法
スチールパイプ 、革張り
サイズ
H630×W600×D680mm/SH310mm
ル・コルビジェの建築思想である「水平・垂直」というテーマでデザインされた椅子である。正面や背面から見るとスチールパイプがH字型のみで接合され、構造的には不十分なのだが、全て同径のパイプを使用し、座っても耐える強度になっている。また背にもたれるとその傾斜角度が座る人によって変わるためバスキュラント(上下に動く)チェアと呼ばれたり、背と座がつり下げられた構造になっているのでスリング(吊り下げられた)チェアとも呼ばれる。子牛の毛のついた革張りはル・コルビュジェ好みの素材でこの椅子を特徴づけている。