2-03
製造者[初号]
ゲブリューダ・トーネット
製造年[初号]
1970[1859]
材料・技法
ブナ材、布張り、曲木
サイズ
H860×W410×D520mm/SH470mm
14番という名前からもわかるように、トーネット社で作られた最初の椅子というわけではない。木を蒸して曲げるという技術に付け加え、量産方式を開発しデザインされた椅子である。この椅子は合計6つの部材から構成されている。その内訳は後脚から背の笠木にかけての大きなU字形の部分、その中に入る背あたりの小さなU字形、座枠に編んで張った籐、円形の貫、そして前脚2本となる。初号がつくられてから150年近くたった現在までに推定2億脚以上が生産されているといわれる。