Works

2-04

ウィーンチェア(No.209)

Vienna Chair(No.209)

ゲブリューダトーネット

Gebrüder Thonet

製造者[初号]

ゲブリューダ・トーネット

製造年[初号]

1970[1870]

材料・技法

ブナ材、籐張り、曲木

サイズ

H780×W530×D550mm/SH450mm

トーネット社による椅子の中でも代表的な椅子の一つであり、近代の曲木椅子として欠かせない椅子である。アームから笠木まで1本の曲木で流れるようなラインを描いているところが特徴的であり、表情が豊かで軽快なデザインの椅子である。ル・コルビジェはこの椅子を大変好んでおり、1925年パリで開かれたいわゆるアール・デコ展のエスプリヌーヴォー館で、新しい生活空間を提案する建築のためにこの椅子を使っている。そのため別名「エスプリ・ヌーヴォーチェア」または「ル・コルビジェチェア」と呼ばれることがある。現在売られている椅子は1927年にデンマークのポール・ヘニングセンによってリ・デザインされたものである。

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