前期のみ展示
8-21
製造者[初号]
天童木工
製造年[初号]
1972[1962]
材料・技法
ナラ、布張り
サイズ
H800×W790×D670mm/SH320mm
この椅子は座面が低く、あぐらがかけるため別名「あぐら椅子」とも呼ばれている。畳の上に置いても脚が太いためあまり畳を傷めず、いかにも日本的な椅子である。裏から見た形がおもしろい椅子で、座面の楕円に対し中の座枠も楕円で出来ている。座を支える枠を成形合板でつくるのに非常にコストがかかる。そのため一時期天童木工では生産を中止していた。スポークというように、背あたりは同じ太さの丸棒を並べてハイバックにしているので、あぐらをかいて寄りかかっても、非常に座り心地の良い椅子である。