Works

前期のみ展示

8-15

ダイニングチェア(No.507)

Dining chair(No.507)

水之江忠臣

Mizunoe,Tadaomi

製造者[初号]

天童木工

製造年[初号]

1972[1954]

材料・技法

ブナ、チーク、成型合板

サイズ

H750×W450×D520mm/SH380mm

サイドフレームと貫はブナの無垢材で、背と座はチークの付き板を練り付けた成形合板でできており、その組み合わせで構成されている。無垢材と成形合板の組み合わせによるプロポーションがフォルムの主張を抑え気味にし、スタンダードの典型というイメージを強くしている。1954年の初号から続けて生産されているロングセラー製品である。多方面で使われているが、とりわけ図書館に多い。水之江忠臣は前川国男建築事務所で家具インテリアの設計を担当した。初号以降、何度も本人によって細部にわたってリデザインされた。より優れたデザインを探求するその姿勢は多くの人に感銘を与えた。

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