5-51
製造者[初号]
フリッツ・ハンセン
製造年[初号]
1957[1957]
材料・技法
チーク、成型合板
サイズ
H785×W460×D495mm/SH430mm
アントチェアに始まるアルネ・ヤコブセンの座と背を一枚の成形合板でつくる椅子のバリエーションである。その時代の要素にあわせてフォルムの変化が生み出されている。フィリッツ・ハンセン社の技術も向上し、座の左右が大きく上がり、座面の座り心地をゆったりとし、背を左右に大きく張って体を抱きかかえるような形になっている。脚を金属でなく成型合板でつくり、その断面は大きく窪みをつけた三角形に似た形となっている。1957年ミラノ・トリエンナーレでグランプリを受賞したことから、トリエンナーレチェアとも言われる。