2-08
製造者[初号]
ゲブリューダ・トーネット
製造年[初号]
1985[1910頃]
材料・技法
ブナ材、曲木
サイズ
H1080×W420×D500mm/SH720mm
第1次世界大戦前まで、ウィーンを首都として現在のオーストリア、ハンガリー、チェコ、ユーゴスラビアなどの国々はオーストリア・ハンガリー帝国という1つのだった。トーネット社の工場はこの地に幾つも建てられ、それぞれの工場で様々な椅子がつくられた。この椅子を含む1910年代につくられたハイスツール、バースツール、ハイチェアは主としてポーランドの工場でつくられたものである。この椅子も座に焼き印を押して装飾的効果を出している。トーネット社の曲木椅子は、カタログに掲載されているパターン以外にも、注文に応じて様々なバリエーションがつくられた。このスツールもスタンダードのカタログには掲載されていない。