1-13
製造者[初号]
スチュワート・リンフォード[不詳]
製造年[初号]
2001[1845頃]
材料・技法
イチイ、ニレ
サイズ
H765×W682×D580mm/SH440mm
19世紀後半産業革命を迎えたロンドンでは、労働人口が急増し市民の憩いの場としてパブが誕生する。パブには立ちながら飲むスタンドと、腰掛けながら飲むスペースがあり、この椅子は後者のスペースで人々がたばこの煙をくゆらしながら、ビールを飲み談笑するために使われたことからこの名が付けられた。パブの大流行あわせて、この椅子も大量に消費されたという。アームとつながっている背は低く全体的に骨太で、正面からのシルエットはいかにも安心感を与える造形である。