1-12
製造者[初号]
スチュワート・リンフォード[不詳]
製造年[初号]
2001[1765頃]
材料・技法
イチイ、ニレ
サイズ
H1064×W620×D617mm/SH438mm
ウィンザー・チェアのなかでも最も古くからある型のひとつは、平行に並ぶスポークで構成された背を水平板でできた笠木でとめるコムバックであるが、そのコムバックの背の強度をさらに高めるために、スポークを座面から笠木に向かって扇状に配したタイプがこのファンバックである。前脚には優雅さと安定感を演出するためにキャブリオレと呼ばれるチッペンデール様式のフォルムが用いられているが、この部分がアノニマスデザインと様式家具の融合から誕生したデザインを象徴しているといえよう。