2-09
製造者[初号]
ゲブリューダ・トーネット
製造年[初号]
1985[1910頃]
材料・技法
ブナ材、曲木
サイズ
H710×W410×D410mm/SHmm
1857年に曲木椅子を開発したミヒャエル・トーネットの技術は、その後世界に広まり、多くのデザインが生まれた。そして19世紀末までに、ゲブリューダ・トーネット(トーネット社)の開発によって、曲木椅子の可能性は全て網羅されてしまったといわれる。1900年代に入ってから世界中に曲げ木の会社が生まれ、各々自由なデザインを生みだしたが、そのほとんどはトーネット社がつくった椅子のバリエーションである。この椅子は業務用のハイスツールで、構造的に曲木の特徴を生かし丈夫にできている。座には焼き印を押して、装飾的効果を高めている。