前期のみ展示
8-08
製造者[初号]
天童木工
製造年[初号]
1972[1954]
材料・技法
ローズウッド 、ブナ、成型合板
サイズ
H410×W420×D310mm/SH340mm
バタフライスツールという名の通り、形が蝶に似ている。また両手を合わせ、それを開いた形に似ているともいわれている。手を合わせることを連想するという意味では造形的に日本的、アジア的な造形として強い印象を与える製品である。2つの同じ形の成形合板を左右合わせることでスツールに仕上げている。接地部分は線状ではなく4点になるので結果として安定している。材質は多くはローズウッドの単板を練り付けた合板を用いているので重厚な雰囲気を醸し出しているが、今日ではローズウッドの輸入が難しくなり、メープルその他の白木調のものも生産されている。柳宗理の代表作であると同時に、メーカーの天童木工にとってもイメージシンボルとなっている。