前期のみ展示
8-05
製造者[初号]
坂倉準三建築研究所
製造年[初号]
1948[1948]
材料・技法
竹
サイズ
H790×W600×D680mm/SH330mm
木のフレームに対して、座と背は竹籠あみの技術を用いた角型のクッションでできている。背の左右に軸がついていて、ある程度回転し、座ったとき背もたれの角度が自由になるつくりになっている。座と背の表面に張ってある竹の皮は、用いる箇所によって幅を変える工夫がなされていて、その模様が大変美しい。内部フレームは台輪状の木枠が回っていてしっかりしている。同じ素材、構造でつくられたオットマンがある。日本的な素材の美しさが感じられる。日本の代表的な建築家である坂倉準三は若くしてル・コルビジェのアトリエで働き、シャルロット・ペリアンとも親交を重ねた。静岡の籠製作者の協力を得て、試作されたものである。