前期のみ展示
8-01
製造者[初号]
創建社
製造年[初号]
1952[1950]
材料・技法
ナラ、綿紐、布張りクッション
サイズ
H730×W530×D750mm/SH270mm
第二次世界大戦が終わった直後に、輸出用のナラのカット材と当時の梱包用のひもだけを使った単純な構造の椅子である。座のクッションを「張り職人」が張ると価格が高くなってしまう問題を、どこの家庭でもある座布団を載せることで解決しようとつくられた椅子である。単純明解な構造で、座と背、そして後ろ脚によって出来る三角構造で強度を得ており、畳の部屋で使えるようにという日本人らしい感覚によって座面高も少し低く出来ている。最近ではキットでも販売されている。