9-09
製造者[初号]
ルド・ラスムッセン・スネカリア
製造年[初号]
1992[1933]
材料・技法
トネリコ、革張り
サイズ
H440×W560×D490mm/SHmm
アフリカの民芸品に折り畳むとその脚のそれぞれの部材が一本の丸棒となるスツールがあった。その脚は木製でプロペラ状に削られていた。コーレ・クリントがこれを今日的な技術や考えのもとで、リ・デザインしたのがこのプロペラスツールである。トネリコ材を使用し、X型のフレームのところをプロペラ状に削りだしている。また貫の部分は半円状となっており、両方とも折り畳むと丸棒になる。フレームが丸棒になることによって美しく納まり、持ちやすく軽くて移動しやすいスツールである。座面の革の茶色と柔らかな質感が脚材のトネリコの対比的な調和が美しい。