9-03
製造者[初号]
ルド・ラスムッセン・スネカリア[インテルナ]
製造年[初号]
2002[1960]
材料・技法
ブナ、キャンバス、皮革
サイズ
H880×W530×D500mm/SH520mm
座面の四隅にあるリングが前脚と後脚に沿って上下して折り畳まれる椅子である。特徴的な構造は左右脚をつなぐX状のステーの先端にあるリングが折りたたまれるに従って回転するようになっていて、極めて独創的な折り畳み構造である。折り畳んだ椅子はコンパクトに納まり、軽くて持ち運びやすくなっている。また折り畳んだ姿で自立もできる。1932年のコペンハーゲン家具職人組合による「小住宅のための家具」コンペで一等に入選した。当時としてはあまりにも画期的な構造のため商品化されなかったが、1960年にデンマークのインテルナ社で製造され、今日ではルド・ラスムッセン社でつくられている。