Works

6-04

キャブ(No.412)

Cab(No.412)

マリオ・ベリーニ

Bellini,Mario

製造者[初号]

カッシーナ

製造年[初号]

1981[1977]

材料・技法

スチールパイプ、革張り

サイズ

H800×W470×D490mm/SH420mm

全体が革で出来ているように見えるが、実際はその中身は脚から座枠、背の両側まで(笠木は通っていない)金属パイプのフレームで構成されている。そしてそれを覆うように厚い一枚革でつくったものを被せて、脚の裏からファスナーで座の裏までとめている。革だけではもたないはずという意外性や面白みが、見る人にインパクトを与える椅子である。椅子の張り生地をリバーシブルにしたり、フレームにクッションを着せるといった手法の始まりである。ファスナーに強力なものが生まれ相当な力まで耐えられようになったことがこの椅子の完成した要因のひとつである。

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