Works

5-62

バランスバリアブル

Balance variable

ピーター・オプスヴィック

Opsvik,Peter

製造者[初号]

ストッケ

製造年[初号]

1988[1979]

材料・技法

ブナ、布張り、成型合板

サイズ

H510×W520×D720mm/SHmm

人間の背骨は真横から見て常にS字型になっている方が疲れにくく、背骨にとっても良いのだが、椅子に座ってしまうとその背骨がC字型になり、内蔵を圧迫して負担がかかり疲れやすくなる。そこで椅子に座っても常に背骨がS字型に保つように、人間工学に基づいて考えられたのがこの椅子である。座面が前傾して両膝を椅子の脚の先端に乗せて座るようになっている。これまでの椅子とは全く違う形状と座り方で、このように座ることによって常に背骨がS字型になり、背骨に負担をかけず、長く座っても疲れない椅子となっている。オプスヴィックは人間工学を研究し、人体とその動きに合った椅子をこれまでの概念を取り払った形で追求している。

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