3-03
製造者[初号]
ゲブリューダ・トーネット[ベルリナー・メタルゲヴェルべ・ヨーゼフ・ミューラー]
製造年[初号]
1971[1927]
材料・技法
スチールパイプ 、革張
サイズ
H830×W480×D750mm/SH420mm
マルセル・ブロイヤーのチェスカチェアと並び、スチールパイプによるカンチレバー構造を持つ代表的な椅子である。ただしチェスカチェアに比べ、パイプが若干細く全体的に少し大きいためにより軽快な感じを受ける。しかも全体として無理のない曲線が描かれていて、座と背は一枚革を張って薄く仕上げている。また座の下に貫に似た金物が通っており、この金物にはカーブがついているが、これは座ったときに臀部に当たらないようにするためである。その金物の先端を回して拡張することで、伸びてきた革を常にピンと張っているような状態にすることができる。