2-18
製造者[初号]
カッシーナ[G.A.ファン・デル・フローネカン]
製造年[初号]
1975[1918]
材料・技法
ブナ材、合板
サイズ
H870×W660×D830mm/SH230mm
リートフェルトはオランダの新しい造形運動デ・スティルのリーダーの一人であった。一つのモデュールの部材で組み合わせていくという造形論理に基づいてつくられたのがこの椅子である。あたかもモンドリアンの平面(絵画)をリートフェルトが立体(椅子)に置き換えたような構造である。事実この椅子の構造は、フレームとアームの構成に二種類の角材を使い、組み立ての間隔はその断面の倍数でとり、また角材の断面には黄色が塗られており、背と座面は赤と青で塗装して構成してある。それがこの椅子の名前の由来でもある。この大胆な色彩と構成は画家と行動をともにしてきたからとも考えられる。