前期のみ展示
8-09
製造者[初号]
山川ラタン
製造年[初号]
1979[1954]
材料・技法
籐張り
サイズ
H750×W590×D680mm/SH300mm
高温多湿の日本の気候風土を意識し、東南アジアのラタンを使用し、東洋的なフォルムを持った椅子である。構造材は太民籐(直径が30 前後のもの)を3次曲線に曲げて加工し座と背はそれより細い細民籐(直径が7 前後のもの)を使用している。籐家具は素材の性質上合理的に貫などの補強材を入れなければならないが、この椅子はその貫などが形態の中で違和感なく構成されている。日本人の体格と空間に合うようこじんまりと巧みにまとまっている。日本の代表的な籐家具メーカーである山川ラタンの製品。このメーカーは剣持勇のラウンジチェアや渡辺力のトリイスツール等名作椅子を多数製作している。